カブ70のオイルをwako’sトリプルアールからMOTUL300Vに交換

カブ70にもMOTUL300Vを入れてみた。

ドリーム89に入れてみたら、なかなか好印象だったMOTULの300V。

その時の記事はこちら

MOTUL300VとワコーズTripleRを比較してみた。
今回はエンジンオイルを比較します。 MOTULの300Vと、その300Vのフィーリングを安価に再現しようとワコーズが頑張った(ワコーズ営業...

そこで気になっていたカブ70のオイル交換を奮発して300V入れちゃおっかな〜、と。

なんせカブ70と来たら、実用車とは思えない、とんでもないピーキーっぷり。

カブ70のインプレ記事はこちら

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今回はカブ70のエンジンのフィーリングについての話です。 比較対象は主にキャブレター時代の50ccと90cc(乗った事があるだけで所有した...

まぁ、それが楽しいんで短所とは思ってませんが。

ただ、そうなると高回転をブン回しまくって乗る事が多くなるので、いくらノーマルの小排気量とはいえ、それなりのオイルを入れてやりたくなります。

都心伝説でカブはサラダオイルでも走るなんて言われてますが、それはどんなバイクでも同じです。

数分走っただけで焼き付いても良いんならね。

無茶しても壊れない耐久性って面では、どう考えても水冷の方が強いだろうし。

最初からクリアランスを小さく出来る、つまり冷間時でも理想に近い状態で動ける、これって凄いっすよ!

詳しくは暖機に関する記事で書きます。

というわけで、カブ70にMOTUL300Vを入れました。

粘度はちょっと硬いような気もしたけど、だんだん気温が上がる季節になって来たし、ブン回し加減も考えて15w-50。

個人的には粘度は常用回転数で決めた方が良いと思ってます。

特に空冷は。

だって右手で発熱量をコントロールしてるんだから。(下ネタじゃねぇよ^^;)

デメリットなんて暖機が長くかかる位で、それも空冷のノイズを聴く為のお楽しみタイムだと思えば。

暖機中に耳を澄ませば、タペット音は勿論、クランクがゴトンゴトン回る音、吸気音、数回に一回くらい失火して吹き戻る音、色々聞こえる・・・。

しかも、その音が油温が上がると変化する。

その変化を感じるのも楽しい。

冷間時でクリアランスが広いから暖機中なら4ストでもオイル毎の香りの違いも分かる。

クリアランスが広い程分かるので空冷鍛造ピストンだと最高!

エンジンが愛おしくなる瞬間。

そう考えると暖機も楽しい時間です。

おっと、また話が脱線。

さっさと本題に入りましょう。

ワコーズのトリプルアールを入れて約2000キロ、そろそろかな〜と思ってたら、症状が出ました。

全開走行で目的地に着いた後、すぐにエンジンを切らずにアイドリングしてるとカツカツと変な音がする。

エンジンはメチャクチャ高温な状態です。

音源はシリンダー付近のような気がする・・・。

油膜切れかな?とも思ったけど、天下のトリプルアールなのに、ノーマルカブが全開にした程度で油膜切れとか無いだろ!と思いしばらく放っておいたんです。

でも心なしかギアの入りも渋いような気もするし・・・2000キロ程度でヘタったか?

という疑心暗鬼な状態が続いたので精神的にも良くないし、高級オイルに手を出しました。

とりあえずトリプルアールを抜きます。

真っ黒です。

エンジン内の汚れを吸い取る仕事はちゃんとやってくれたみたいなので、すぐに黒くなるオイルの方が安心です。

エンジンオイルを抜いた時の重要チェックポイントは色じゃありません。

金属粉と粘り気です。

少し揺らしたり光の当たる角度を変えながらオイルの中にキラキラ光る粉が混ざってないか探します。金属粉は混ざってなさそうです。

ガソリン臭さは殆ど無いので燃料希釈も許容範囲内です。

燃料希釈が多いと、あからさまにガソリン臭いので、経験が無くても直ぐに分かります。

粘り気チェックは指先にオイルを付けて擦ったり伸ばしたりして、との位ネバネバしてるか、新品オイルと比較します。

新品オイルと比べると少しサラサラしてる感じ。

伸ばした時に伸びたオイルが新品トリプルアールより300Vの方が太い。これが何を意味するのか。

新品オイルの空き缶は捨てないで取って置いて、こういう時に使います。空でも数滴は残ってますから、低温時粘度比較には使えます。

そして普段は、たまに蓋を開けて香りを楽しんでウットリしたり、残った数滴をタバコに塗って気持ち悪くなったりするのが正式な使用方法です。

真面目な私はドレンをトルクレンチで締めます。

香りも色もメロンソーダみたいな 300Vを入れます。

エンジンを掛けます。・・・スムーズに掛かったけど・・・何か変わった?

エンジン始動時の多少のメカノイズは変化無し。タペット音とかの正常な音です。

ブリッピングしても今までと同じ。

じゃあ走ってみるか。と走り出しても少し走り出した程度では違いは分からなかった。

10分程走ったのでそろそろ全開テスト。

全開にしても・・・何か変わったかなぁ・・・?て感じ。

しばらく全開にしてエンジンが熱くなったのでそのままアイドリングします。

さぁ、例のカツカツ音が聞こえるか?

・・・聞こえない・・・。やっぱり油膜強度だったのかな?

300Vに変えて、しばらく走り回ってみましたが、例のカツカツ音は今のところ出ていません。

あと、ギアの入りは良くなりました。

「遠心クラッチの癖にそんなの分かんのかよ」って?

遠心クラッチだけど、チェンジペダルを少し踏み込んでクラッチが切れた後は普通のミッションと同じなんで結構分かります。

エンジンフィーリングは、正直言ってあんまり変わりません。

プロステージからトリプルアールにした時は、違いが分かったんだけど。

シフトはガチャッとスムーズに滑らかに入るようになったのが一番(カブの場合、ガチャッが正常)。あとは油膜が厚いせいか、トルクが増したような感じ。

ハッキリ分かる違いがありました。

でもトリプルアールから300Vは、そこまでの差は感じません。

強いて言えば300Vの方が多少、上が伸びるような気もするけど、ハッキリ分かる程の差じゃないです。

具体的には70キロから80キロに達するまで、計算上の回転数で言えば6400rpm〜7300rpm辺りのトルクが少し強いような気もします。

この勘違いかもしれない程度の差は、ドリームでの印象と同じですね。

つまりピークパワー回転域で少〜しトルクが強くなったような気がするってヤツです。

結局、一番変わったのは暖機中の匂いかな^^;

甘〜いクリームソーダみたいな匂い、鍛造ピストン程じゃないけど、いい感じ。

油膜もトリプルアールより強い・・・はず。

値段高いけど、気分は良い(^^)

後は、この良いフィーリングが何キロくらい持続するかですね〜。

カブは毎日乗るので結構早めに結果報告できると思います。

では今回はこの辺で。