エンジンオイルの香り比較。匂いで性能が分かるのか?

今回は僕が今まで使ったエンジンオイルの内、印象に残っているオイルの香りを比較してみます。

香り、匂いの話題なので大部分が言葉だけでの説明になってしまいますが、ご了承下さい。

4ストオイルに関しては基本的にエンジンに入れる前の新品オイルの香りのインプレです。

4ストで匂いが変わるほど排気にオイルが混じっていたら問題ですから。

4ストでも旧車なら特に慣らしの時期にガソリンにオイルを混ぜる事もあるようですが、排気バルブの当たり面が汚れないのか、ちょっと心配になります。

でも4ストでもオイルの焼ける香りを楽しみたいものです。

この際、排気バルブ汚れるの覚悟で

まずは最近の4ストオイルから。

SSから空冷まで高性能の呼び声高い

MOTULの300V。

オイル単体の色が黄緑色。

香りはまるでメロンソーダです。

色も匂いもメロンソーダなので、つい飲みたくなるのをグッと我慢。

ここでワコーズのトリプルアールを紹介してから300Vとトリプルアールの比較を書きます。

トリプルアールも300Vみたいな緑色なんだけど、光の当たり加減によって茶色にも見えます。

トリプルアールの匂いは基本的に石油の匂いです。

ただ、鉱物油の石油臭に比べると、ほんのり甘い300Vみたいな香りも混じってます。

この匂いの差が、そのまま性能差にもなってます。

少なくとも、この2銘柄に関しては。

いや、その前に入れてたモービル1のハイドロクラッキングオイル

(鉱物油のくせに化学合成油と書いてある商売上手なオイル)

も含めて比較すれば、

匂いの甘さに比例して性能も上がってるような気がします。

甘い香りと言えば、その昔、

「サーキットの匂い」

の代名詞とまで言われた

カストロールのR30。

主成分は”ひまし油”

要はゴマ油です。

ひまし油の匂いを楽しみたい、という人は、残念ながら現在R30を入手するのは至難の業なので、

ゴマ油をタバコに少量塗って吸ってみるのがオススメです。

僕は昔、R30をタバコに塗って吸った事がありますが、気持ち悪くなりました。

歯の裏に付いたヤニもCR500のチャンバーに付いたカーボンみたいな匂いがしたので、身体にも良くないでしょうし。

タバコに塗って吸うなら身体にも良さそうなサラダオイルがオススメ。

ヨシムラのメカも工具の防錆用に使ってるサラダオイル。

植物油なので香りも良いですし。

ちなみにR30の匂いですが、甘い香りか?という観点ならモチュール300Vの方が余程甘いです。

R30の匂いは例えるなら、田舎に行った時、森や草原なんかで葉っぱを擦り潰したような葉緑素みたいな匂いを嗅いだ事無いですか?

オイル単体の匂いは、あれに似てると思います。

そしてR30の排気臭は生の雑草、乾燥した雑草じゃなくて刈ったばかりの緑の雑草を焚き火で燃やした時の匂いに似てると思います。

あくまで個人的な感想ですが。

R30と同ジャンルの比較としてレース用2ストオイルではカストロールのA747です。

パッケージとしては、R30が植物油なのに対してA747は植物・化学合成の混合油、という、今で言うエステル系化学合成油みたいな存在でした。

匂いは、お約束の石油の匂いに甘さが混ざった感じ。

A747は取り扱いに関して、R30より圧倒的に楽でした。

ガソリンと混ぜる時にバケツにガソリンを入れて、次にオイルを入れて掻き回すんですが、R30は、そのままガソリンの底まで沈んで行って、掻き回しても、ちゃんとガソリンと混ざりきるまで結構時間がかかります。

その上、しばらく放っとくと、だんだん分離して再びガソリンの底に沈殿してしまいます。

ところがA747はガソリンに入れた瞬間から広がり始めて、少し掻き回す程度で完全に混ざってしまいます。

しかも、そのまましばらく置いておいても数日程度は全然大丈夫。

一ヶ月くらい放っといても普通に走れます。

当時はHRCのRS250なんかにも乗ってたので、メーカー指定のエルフのHTX975なんかも使いました。

これは当時で言う化学合成油です。

現行のHTX976は樹脂の容器になってるようですが、975のころはスチール缶でした。

975の匂いは典型的な石油臭ですが、HRCの指定オイルだけあってトラブルも無く軽く吹け上がり、性能は良かったと思います。

当時はまだツインリンクもてぎが無かったので関東勢は筑波サーキットに集中しました。

混雑し過ぎて練習走行の予約も碌に取れなかったので、練習用に当時買ったのがTZ50。

ミニバイクコースなら安価に走り放題だったので、随分と走り込みました。

TZ50に混合オイルとして入れていたのがホンダ純正のGP2。

普通の鉱物油ですが、TZ50はレーサーとは言え、エンジンは公道用のTZR50と殆ど同じノーマルエンジンなので、混合比を多少濃くする程度で焼き付く事も無かったです。

TZ50のお陰で大切な事を学びました。

サーキットほど楽しいバイク遊びは無い。

ミニサーキットでも国際格式サーキットと楽しさは同等。

ミニサーキットなら金銭、時間共に小遣いの範囲内で可能。

この楽しい思い出のお陰で、純正鉱物油の焼けた匂いも意外と好きです。

ちょっと話が脱線気味でしたが、今回の話はこの辺で締めたいと思います。

最近は、昔ながらのひまし油が少なくなってきました。

エステルは多いけど、エステル化合物の全てが植物油な訳じゃないらしいですからね。

今後は国産ひまし油ブランドの広島高潤とか試してみたいですね。

良いオイルは香りも良いけど気分も良いです。

趣味としてのエンジンオイル、楽しいですよ。