スーパーカブのタイヤ。ブリジストンvsダンロップのビジネスタイヤ対決。

今回はスーパーカブ70のリアタイヤ交換に伴い比較インプレしたいと思います。

タイヤはダンロップのD104からブリジストンのRS10に交換しました。

ところで、普通バイクのタイヤは駆動輪であるリアが先に減ります。

例外と言えば、ジムカーナで突っ込み重視のセッティングと走り方をした時に、フロントを先に交換した事がありましたが、そんなのは特殊なバイクと走り方だっただけで、普通はリアのセンターがまず減ります。

しかもリアのセンターって一番パンク頻度が高い部位でもあります。

フロントタイヤが跳ね上げた釘とか鋭利な破片とかがリアタイヤに刺さるからです。

特にカブはリアタイヤが肝だと思います。

カブってフロントブレーキが弱いからリアブレーキメインで止まります。

最新のC125とかだとフロントも効きそうですが。

カブのタイヤサイズは50は前後2.25、70は前が2.25、後ろが2.5、90は前後2.5です。

年式によって多少変わるかも。

フロントがデカドラムの型式だと前後2.5だと思います。

タイヤには硬さがいろいろあります。

カブ用だと4PRとか6PRとかの数値が硬さです。

4より6の方が硬いです。

4はフロント、6はリアに良く使われます。

この場合の硬さとは、接地するコンパウンドじゃなくて、カーカスという内部の構造体の枚数の数です。タイヤをあの形に維持してる骨格みたいなもんですね。

柔らかい方がタイヤ交換やパンク修理が楽です。

自分でやる人の場合ですが。

他にも柔らかい方が段差乗り越え時の衝撃が少ないとか、のんびり走るなら楽です。

硬い事のメリットは、重い荷物を乗せた時や、コーナーでステップ擦る位寝かした時の安定感、つまりタイヤが変形し難い事による安定感が一番ですかね。

パンク耐性は理論上は硬い方が多少有利な筈ですが、実際にはどちらも大差無いと思います。

釘とか踏んだらどっちにしろパンクします。パンク修理が楽なのは柔らかい方です。

で、今回は荷重のかかるリア、しかも体重90キロなのに柔らかい4PRを選びました。

理由はひとつ。

今まで履いてたダンロップのD104が4PRだったので同じ条件で比較したかったから!

正直、この体重でステップ擦るほど寝かせると、多少グニャグニャするような感触はありました。

硬い方が自分の乗り方には合ってると思います。

でも比較インプレしてから、硬いのも買って柔らかい方はフロントに入れ替えちゃえばいいや、と思って今回はインプレ優先の選択です。

今回、自分でタイヤを交換しましたが、柔らかいとやっぱり楽です。

もし、これからタイヤ交換やパンク修理を覚えたいと思ってる人は、なるべく柔らかいタイヤで練習するとコツを掴み易いと思います。

ここで行きつけのバイク屋さんに教わった小技を紹介します。

カブのホイールは鉄製のリムです。

リムってのはタイヤが嵌る丸いヤツです。

実は今回、ホイールも交換します。

カ鉄のリムは衝撃耐性は極めて高いのですが、長年の雨天使用により錆びます。

錆びが進むとリムに穴が開きます。

穴が開いても小さい穴なら暫くは走れますが、錆びて尖った所がパンクの原因になるので(体験談)早めに交換した方が良いんですが、そもそも錆びさせない処置をしましょう。

ホイールからタイヤとチューブとリムバンドを外します。

リムの内側(タイヤのビードが当たる面)にシリコンスプレーを吹き付けます。

ニップルも含めた広範囲に吹き付けて大丈夫です。

シリコンスプレーはゴムを侵さず防錆効果もあり、その後タイヤを組み込む時にビードワックスの替わりに滑りを良くする効果もあります。

ではタイヤを組み込むんですが、リムバンドが劣化してたら、新品に交換するか、リムバンドの替わりにビニールテープを巻きましょう。

ビニールテープはサイクリストの間で良く使われる小技です。

ニップルの緩み予防、防水などの効果が多少あります。

ただ、ビニールテープを使う時はシリコンスプレーの前にやらないと貼り付きません。

ではタイヤの組み込みです。

今回は新しく買ったタイヤレバーを使ってみました。

デイトナから発売されている携帯用タイヤレバーです。

本体が螺子込み式の2分割構造なのでコンパクトに収納出来ます。

タイヤ関係の工具って携帯性は重要だと思います。

出先でパンクした時に、自宅で使ってる工具がそのまま使えるなら、作業の失敗を回避出来るから。

パンクしたのが普通の町中なら良いですが、山奥で予備チューブに穴でも開けちゃったら、結構焦ります。

予備のパッチを持ってたとしても、数に限りがあるはず。

しかも空気入れが、嵩張るし疲れる携帯ポンプでなく、一瞬でタイヤがパンパンになる楽チンなガスボンベだったら失敗は許されません。

出先でこそ、慣れた工具は重要です。

自宅でタイヤ交換する時は楽なフロアポンプで良いですが、パンク修理で最重要なタイヤレバーは普段から使い慣れた物をツーリングにも持って行った方が良いと思います。

外でパンク修理する時はシリコンスプレーはもちろん、ビードワックスも無い場合が多いでしょう。

そんな時、タイヤレバーを上手く使えるか?は、かなり差が出ます。

かなり慣れた人はタイヤレバーの代わりにマイナスドライバーで代用するそうですが、僕はまだその領域には達してません。

ポンプは米式対応の物なら何でも良いんですが、流石に自宅で使うポンプは携帯タイプの小型の物だと疲れるのでロードバイク、つまり10気圧位まで対応出来るフロアポンプを使っています。

10気圧なんてバイクじゃ要らないじゃん?と言う意見もあるでしょうが、

高気圧対応の物は気密性に関わるパーツが頑丈です。

値段もそこまで変わりません。

フロアポンプなんてそうそう買い替える物じゃないので壊れない物を買った方が良いでしょ。

また、高気圧対応だと低圧を入れる時でも軽い力で入れられます。

以前使っていた低圧対応の物より、こっちの方が明らかに楽です。

タイヤレバーの使い方については、コツがあまりに多すぎて、ここに書くと長くなり過ぎるので、いずれ別記事にまとめます。

新しく買ったデイトナの携帯式レバーは、なかなか使い易かったです。

サイドウォールが柔らかい事も手伝って、簡単にタイヤをリムに嵌められました。

前述したようにリムが錆びて穴が開いたホイールも新調したのでタイヤは組み込むだけです。

古い方のドラムにはシューのカスが溜まってました。ハブダンパーは切れてました。交換します。ブレーキカムとシューの間の当たり面にはシリコングリスを塗りましょう。ブレーキレバー握った時の抵抗が減ってコントローラブルになります。必ずシリコングリスにして下さい。安いからと言って耐熱温度の低いグリスにするとフルブレーキ時に高熱になり、グリスが溶けて流れてブレーキ摩擦面に流れ込みます。即死です。

古いリムは緊急時のスペアホイールにでもしましょう。

これでリアタイヤとホイールの交換は終了です。

RS10を数日使ってみた印象としては、癖の無い良いタイヤです。

晴れの日の印象はD104とあまり変わりません。

D104の時は雨が降るといきなり滑りやすくなるのが、ちょっと怖かったんです。

いや、正確には滑り出しが急激に来るからかな。

パターンからして溝が少ないし当然っちゃ当然なんだけど。

このRS10は滑り出してから、コントロール不能になるまでの幅が広い気がします。

溝が多いのでその分タイヤが減り易い可能性もありますが、そんな事より雨でも安心出来る事の方が全天候バイクのカブにとっては重要だと思います。

重い荷物を載せた時に少し腰砕けな気もするけど、操安性に影響が出るほどじゃありません。

普通の体重の人ならそこまでの重量になる事も少ないでしょうし。

次回のタイヤ入れ替えで、硬めの6PRにすれば解決するでしょう。

ホントはブリジストンRS10の直接のライバルはダンロップのD107だと思うので、それも試してみたいですね。タイヤのライフに付いてはまたいずれ記事を書きます。

では今回はこの辺で。